農産物を国際市場へ導く大学生
Xã hội
RMIT大学ベトナム校のビジネス&マネジメント学部の学生グループ3人がベトナムの農産物を国内外のバイヤーにアピールするためのデジタルポータルを開発した。
彼らは、「国内市場の変革と再構築を通じて、ベトナムの農業が国際市場で活躍できるようにしたい」という思いから、1年前にビジネス「AgriBiz」をスタートさせた。
AgriBizの創設者であるラック・トゥー・チャウ(Lac Tu Chau)氏は、国内外の基準を満たす農産物を探す過程でバイヤーとサプライヤーの双方が直面する困難を理解し、ベトナムの主要な農産物のデータベースを構築することを決心し開発をはじめた。
「このポータルを通じてバイヤーは取引を進める前に、原材料を購入する段階での基本情報である製品の農業データに簡単にアクセスして確認することができるようにした」と説明する。
共同設立者のレ・カック・イェン・ニー(Le Khac Yen Nhi)氏は、「途中で多くの障害がありましたが、勇気を持って身を投じ貴重な教訓を得られたので、本当に価値があります」と話す。
「開発にあたり得た技術的・実用的な知識に加えて、時間管理やプレッシャーの中でのプレゼンテーションや仕事の進め方、効果的で説得力のあるコミュニケーションの取り方など、貴重なスキルを身につけることができました」と前述の2人は話す。
リサーチ能力に長けているハー・トゥアン・ギエップ(Ha Tuan Nghiep)氏は、自分自身に挑戦することが好きで、ビジネスモデルの構築方法、投資家との対話方法、投資家への質問内容、スタートアップのための資金調達方法などを学ぶ絶好の機会だと考え取り組んでいる。
現在、AgriBizでは、グローバルなGAP(Good Agricultural Practice)基準を満たし入力データベースもある南西部地域のマンゴーに関するデータベースの構築に注力している。
今後は商品の種類を増やしブロックチェーンを使ってポータルにさらなる力を加えていきたいと考えている。
さらに日々の農業活動のデータを収集している協同組合に働きかけ、データベースを充実させ、製品のインデックスを徐々に拡大していく予定だ。
AgriBizは国際協力機構(JICA)が主催するスタートアップ支援プロジェクト「NINJA Accelerator」のコンペで優勝した5チームのうちの1つとなっている。
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