小樽ってどんな街?
19世紀後半から20世紀前半にかけて貿易港として栄え、北海道の商業の中心地だった小樽。当時から残る建物もあり、歴史と異国情緒を感じられる街並みが広がっています。船荷を運び入れるため、海を埋め立てて1923年に完成したのが、全長1140mの小樽運河です。名物は、海鮮やスイーツなどのグルメ、オルゴール、ガラスなどの民芸品。
冬ならではの魅力がいっぱい
(Photo: Otaru Portal)
白く積もった雪と、あたり一面に灯るろうそくの明かり。この幻想的な光景は、北海道・小樽市の「雪あかりの路」というイベントで見ることができます。1999年のスタート以来、毎年2月の上旬には、この情景をひと目見ようと、たくさんの人が小樽に訪れます。市内に点在する各会場は、ほとんどがボランティアスタッフによる手作り。大小さまざまなスノーキャンドルは、簡単なものだと、バケツに雪を詰めて内側を削ればできあがり。また、雪や風によって消えてしまったろうそくは、スタッフがひとつひとつ点け直してゆきます。夕暮れ時、日が沈んだあと、晴れた日、雪がちらつく日…空の色や天候によって雰囲気が変わり、「雪あかりの路」は、さまざまな表情を見せてくれます。
「雪あかりの路」で灯る、大小さまざまなスノーキャンドル (Photo: http://otaru.gr.jp)
(Photo: http://otaru.gr.jp)
海沿いにある「おたる水族館」では、たくさんの海の生き物たちがお出迎え。1958年に誕生した歴史ある水族館で、日本近海に生息する5種のアザラシ全てに会えるのは、日本内でもここだけ。海に仕切りを作り、そのまま展示スペースにした「Marine mammal park」(冬期は閉鎖)では、生き物たちの野生に近い生き生きとした姿を見ることができます。ときには本当に野生のアザラシやトドが入ってきてしまうことも…。冬の間は、かわいいペンギンたちが自由に歩き回る「冬のお散歩」が大好評。こんなに間近でペンギンを見られるのは貴重ですよ。
(Photo: Otaru Portal)
冬のアクティビティ・スキーやスノボも楽しめるスキー場は市内に3カ所。道具はすべてレンタルできるので、手ぶらで行っても大丈夫。また、朝里川温泉をはじめとする市内の温泉では、雪が降る日は情緒あふれる「雪見風呂」を楽しめます。冬ならではの小樽の魅力を、ぜひ見つけに来てくださいね。
必ず食べたい!小樽グルメ
海鮮
海鮮丼 (Photo: flickr)
小樽でいちばんの名物は、新鮮な海の幸を使った寿司や海鮮丼。まぐろ、サーモン、いくら、うに、かに、えび…とびきりの素材と、職人の技であなたをおもてなし。20店以上の寿司店が軒を連ねる「寿司屋通り」で、お気に入りのお店を探そう。
あんかけ焼そば
(Photo: Otaru Portal)
小樽で70年以上親しまれている郷土料理。カリッと焼いた麺に、魚介、肉、野菜が入ったたっぷりのあんがかかっています。これが食べられるお店は、小樽市内になんと100店舗以上。
スイーツ
(Photo: Otaru Portal)
小樽に来たら、甘いものもお忘れなく♪北海道を代表する有名なスイーツ店や、老舗の和菓子店など、北海道産の乳製品や農産物をふんだんに使った、ほっぺたが落ちるようなお菓子に出会えます。
酒
(Photo: Otaru Portal)
水がおいしい街として有名な小樽は、北海道産米で造った日本酒や、北海道産ぶどうで造ったワイン、本場のドイツスタイルで造った地ビールなど、こだわりのお酒がさまざま。日本酒の酒蔵を見学し、試飲することもできます。
小樽の四季
春
(Photo: Otaru Portal)
小樽市内の桜の開花は、本州よりもちょっと遅れて5月上旬頃。天狗山の山頂にある、樹齢100年を超える一本桜(天狗桜と呼ばれている)は、有名なお花見スポットのひとつ。その他、ツツジやボタンなどの花も見頃です。
夏
(Photo: Otaru Portal)
小樽には、海の安全を祈願した神社が点在しています。そのため、夏になると毎週のようにどこかでお祭があり、とってもにぎやか。屋台が並び、お神輿が練り歩き、花火が上がり…まさに日本らしい風景です。
秋
(Photo: Otaru Portal)
桜の名所でも知られる手宮(Temiya)公園は、秋になると紅葉の名所に様変わり。山一面が、あざやかな赤や黄色に染まります。見頃は10月中旬。また、シャコやサケなどの秋の味覚が最盛期を迎えます。
SENDA MAYU/ kilala.vn
Otaru Potal
Otaru Snow Light Path Official Website