紋別を“体験”する留学プログラム
Study in Japan
Text: Senda Mayu/ Cooperation: Mombetsu City, HIS Song Han VN Tourist
紋別に滞在する15日間の短期留学プログラム
紋別市では2017年の夏休み、旅行とはまた違った角度から紋別を体験できる、学生向けの短期留学プログラムをスタートする。紋別に行ってみたい、日本語を学びたい、という意欲のある学生を、中学生から大学生まで幅広く募集。日本語講師による日本語の授業や観光、ショッピングなど、さまざまなアクティビティを組み込んだ15日間を提供する。授業を受けるのは、紋別市にある紋別高等学校。普通科、電子機械科、総合ビジネス科に分かれて500名近くの生徒がおり、実際にそれぞれのコースの授業を体験しながら、日本人高校生と交流することができる。専門的な授業の体験ができるので、将来進む道を考えるきっかけにも。終了後は、紋別市から短期留学修了証書が授与される。
なんといっても季節は夏。6〜9月の間に3回の日程に分けて行われるが、もんべつ観光港まつりに参加することができる日程もある。さわやかな気候の紋別で、忘れられない体験をしよう。
紋別高校との交流を生かしたこの留学プログラムでは、日本語以外にもさまざまな科目を体験することができる。日本の生徒たちとの交流も含め、きっとたくさんのことを吸収できるはず。
フィリピン高校生との交流
2014年9月には、国際交流事業「JENESYS2.0」の一環で、フィリピンの高校生たち46人が紋別に訪れている。授業に参加するほか、よさこいソーランやけん玉、琴演奏の体験、紋別観光などを通じ、交流を深めた。初めてとなるベトナムとの留学事業も、双方にとってよりよい成果がうまれることが期待されている。
そのほかにも、ベトナムとのかかわりがたくさん
紋別市に住む、技能実習生などのベトナム人に向けた、さまざまな学習会も行われている。
日本語講座
紋別在住ベトナム人による日本語講座。日本語検定取得をめざす皆さん。
スキー教室
2017年1月に行われた、紋別大山スキー場でのスキー体験教室。
紋別在住ベトナム人が語る紋別
じつは紋別には、80名近いベトナム人が暮らしている。(2017年1月現在)技能実習生や通訳など、紋別で暮らす外国人のうちの1/4以上を占めており、割合は高い。ベトナムとは全く違う気候の北海道、彼らはどんな暮らしをしているのだろうか。在住者3名にお話を伺った。
MAI THI HAさん (25歳)
私にとって紋別は、人も優しく、景色もきれいで、観光スポットが多いなごやかな町です。冬になると、北海道地方は、雪がたくさん降りますが、思ったよりまだ我慢できる寒さでした。皆さんが紋別に来るチャンスがあれば、ラベンダーやチューリップ、芝桜の花畑、紋別公園や紋別の海などにぜひ行ってみてください。ずわいがに、ホタテや鮭などの新鮮な海の幸の数々は、皆さんの紋別旅行をきっと満足させてくれると思いますよ。
NGUYEN THI MOさん(23歳)
北海道にある小さな町・紋別は、「雪しかない」というイメージとは違って、立派なラベンダーの花畑や桜の並木道などがあり、何より、ここに住んでいる人たちがとても優しいです。私にとって紋別は、住むべきのどかな町だと思います。一年のうちで最も大きいお祭のひとつ・もんべつ流氷まつりのときに来れば、あたり一面真っ白い雪に覆われた、圧巻的な景色を体験することが出来ます。
NGUYEN THI NGAさん (28歳)
日本の北部にある紋別という小さな町に住んでまだ1年だけですが、雪のシーズンを体験することが出来ました。とても寒かったですが、素晴らしい季節だと思いました。この時期は、印象的な雪の景色を見られるだけではなく、海が冷たい時期ならではの、一番美味しい海産物が食べられます!日本へ来たら、ぜひ紋別にも遊びにきてください。
SENDA MAYU/ kilala.vn