鹿児島でぜひ行きたい注目スポット!
Travel
Text: Senda Mayu/ Photo: Kagoshima Prefecture, Kagoshima Prefectural Visitors Bureau
指宿(いぶすき)
開聞岳が見守る菜の花の街
薩摩半島の先端に位置する指宿市。九州最大の湖・池田湖の湖畔では、12月下旬から2月上旬にかけて、鮮やかな菜の花がひと足早い春を告げる。ふわふわの黄色い雲が広がっているかのような光景の向こう、青空にシルエットが映えるのは標高924mの開聞岳。「薩摩富士」とも呼ばれるほどの均整のとれたフォルムで、ふもとまで隔てるものなく、美しい山姿を拝むことができるからすごい。(*「薩摩」とは、この地域の旧名)
(Photo: Kagoshima Prefecture, Kagoshima Prefectural Visitors Bureau)
お湯と砂、どちらの温泉にする?
指宿が誇るもののひとつが、温泉。豊富な湯量の一般的な温泉はもちろん、ここへ来たら絶対に体験したいのが砂むし温泉。火山の地熱で温められた砂を全身にかけてしばらくすると、体中がポカポカに。汗とともに老廃物が流れ出て、驚くほどすっきりリフレッシュ。その効果はお湯の温泉の3〜4倍ともいわれるほど。ホテルや旅館の施設内や、海岸沿いでも体験できる。ちょっと面白い格好だけど、美容効果はバツグン!
(Photo: Kagoshima Prefecture, Kagoshima Prefectural Visitors Bureau)
霧島
神話の世界に迷い込む
23の火山からなる霧島連山が創り出す、雄大な自然造形。その風景は春夏秋冬、色彩豊かに彩りを変え、訪れた人を圧倒する。1934年には、日本で初めての国立公園に指定された。日本建国の神話にゆかりある場所が多数点在しているのも有名で、神話の主人公であるニニギノミコトを祀った霧島神宮をはじめとする数々の神社は、言葉にし難い荘厳な空気を湛えている。神秘的な世界に触れたら、九州有数の温泉地である霧島温泉で癒されよう。
霧島神宮 (Photo: Kagoshima Prefecture, Kagoshima Prefectural Visitors Bureau)
春の霧島 (Photo: Kagoshima Prefecture, Kagoshima Prefectural Visitors Bureau)
温泉でのんびり (Photo: Kagoshima Prefecture, Kagoshima Prefectural Visitors Bureau)
城山
鹿児島市中心部にある標高わずか107mの小さな山。小さいながらも、頂上の展望台からは、市街地の奥に佇む桜島をばっちりとらえることができる。春は桜が咲き、にぎやかなお花見スポットに。1877年に起こった西南戦争の激戦の舞台となった場所でもあり、戦争に関する史跡も多く残されている。戦争を引き起こし、当時の政府と戦った政治家・西郷隆盛は、日本の歴史を語る上では欠かせない人物だ。
西郷隆盛像 (Photo: Kagoshima Prefecture, Kagoshima Prefectural Visitors Bureau)
(Photo: Kagoshima Prefecture, Kagoshima Prefectural Visitors Bureau)
出水麓武家屋敷郡
「武士」というと刀を片手に戦うかっこいいイメージはあるけれど、実際どんな人たちなのか、よくわからない人も多いはず。北部に位置する出水市には江戸時代の武士たちの集落が残されており、武士の世界がぐっと近づく。着物体験で通りを歩けば、気分はさらに盛り上がる♪
(Photo: Kagoshima Prefecture, Kagoshima Prefectural Visitors Bureau)
天文館
鹿児島市内でショッピングするなら、鹿児島最大の繁華街であるこちら。おみやげ店やドラッグストア、郷土料理が食べられる飲食店、カフェなどがたち並び、地元の人や観光客でいつでもにぎやか。かわいらしい路面電車が街を走り、情緒ある景色が広がっている。
(Photo: Kagoshima Prefecture, Kagoshima Prefectural Visitors Bureau)
SENDA MAYU/kilala.vn
アクセス案内
飛行機で
東京から約2時間
大阪から約1時間10分
福岡から約50分
新幹線で
新大阪から最速3時間44分
博多(福岡)から最速1時間17分