リニューアルウェブサイト体験版はこちら

日本で生まれた、世界初のカップ麺

Family    • 2017年07月23日

Text: Senda Mayu/ Photo: CUPNOODLES Museum, Christian Kadluba
Biene

今、スーパーやコンビニで、当たり前のように買えるカップ麺。世界初のカップ麺が、じつは日本生まれなのを知っていましたか?世界中で愛される、NISSIN FOODSの「CUPNOODLES」に迫ります。

CUPNOODLESの歴史

安藤百福氏
安藤百福氏 (Photo: CUPNOOLES Museum)

CUPNOODLESを開発したのは、安藤百福という実業家でした。1910年に生まれ、戦後の食糧難の時代を知っている彼は、「お湯があれば家庭ですぐに食べられるラーメン」を作ることを決意し、開発に乗り出したのです。

長期保存するための保存性、お湯によってすぐ食べられる状態にするための簡便性を追求し、まず誕生したのが世界初の「CHICKEN RAMEN」でした。この画期的な商品を世界に広めようと、安藤が欧米へ視察旅行に行ったところ、丼も箸もない国の人々は、CHICKEN RAMENを紙コップに入れてフォークで食べ始めたのです。これにヒントを得た安藤は、フォークで食べられるカップ入りインスタントヌードルの開発に着手しました。

前例のない「カップ麺」の開発は、難題の連続でした。片手で持ちやすい、絶妙な大きさのカップを採用するため、40種類近くの試作品を検討。また、カップの素材として、軽くて断熱性も高く、経済性もよい発泡スチロールを採用しましたが、まだ日本で珍しい素材だったため、加工と成型に苦労しました。そして、麺を壊れないようにカップの中に入れる方法や、麺の揚げ方、具材、フタ…さまざまな知恵や工夫をこらし、ついに1971年9月18日、CUPNOODLESが発売されたのです。1966年の欧米視察から、じつに5年後のことでした。

発売当時のCUPNOODLES

発売当時のCUPNOODLES (Photo: CUPNOOLES Museum)

発売当初、袋入りのインスタントヌードルの4倍の値段だったCUPNOODLESは、初めこそ苦戦しましたがまたたく間に日本中に広まり、1973年にはアメリカ進出を果たしました。今ではアジア、ヨーロッパなど世界80カ国以上で、それぞれの国の人々に愛される味付けで発売されています。

日本に行ったら、CUPNOODLES MUSEUMに行こう! 

CUPNOODLES MUSEUM
3000点を超える、インスタントラーメンのパッケージが展示されています (Photo: CUPNOODLES Museum)

日本の神奈川県横浜市にあるCUPNOODLES MUSEUMは、安藤百福のような豊かな想像力、探究心を育む体験型museum。大人気の「My CUPNOODLES FACTORY」では、カップを自分でデザインでき、スープと具材も好みで選べる世界でひとつだけのOriginal CUPNOODLESが作れちゃいます。

My CUPNOODLES FACTORY

おみやげにぴったり♪楽しいオリジナルCUPNOODLE作り

SENDA MAYU/ kilala.vn

CUPNOODLES MUSEUM

Add: 2-3-4, Shinko, Naka-ku, Yokohama, Kanagawa

URL: cupnoodles-museum.jp/english/index.html
facebook.com/cupnoodles.museum.jp

※館内の一部施設は別途利用料が必要です。
※My CUPNOODLES FACTORYでは、整理券または利用券が必要です。

padding
padding
padding
padding
KILALA vol.45

22万ドン以上のお支払いで、4号分のキララをお届けします。さらに素敵なプレゼント。

KILALA vol.44 KILALA vol.44
KILALA vol.43 KILALA vol.43
KILALA vol.42 KILALA vol.42
KILALA vol.41 KILALA vol.41
KILALA vol.40 KILALA vol.40
KILALA vol.39 KILALA vol.39
KILALA vol.38 KILALA vol.38
KILALA vol.37 KILALA vol.37
KILALA vol.36 KILALA vol.36
KILALA vol.35 KILALA vol.35
go Top