子供の異常行動に悩む家族
Family
子どもたちが携帯電話やパソコンを長時間使用することに多くの家庭がストレスを感じている。
ハノイに住むミーアンさん(My Anh)は、半年ほど前に恐ろしい事態を経験した。
5月からはオンライン授業になり、食事以外はコミュニケーションとる時間がないにもかかわらず、娘は自分から話すことがなくなり、すぐ部屋に戻ってしまうようになった。家事の手伝いを頼んでも勉強を理由に断られていた。
確かに授業のスケジュールは過密で、このようなコミュニケーションが取れない状況に苛立ちながらも我慢するしかなかった。
しかしある日、夕食の席に娘が現れないので夫が娘の部屋に行ってみると、娘は友達とチャットし、パソコンにはSNS関連の多くのタブがあり、映画も見ていた。
夫は激怒し娘に携帯電話やパソコンを一切使わせないことにした。
その瞬間から娘は、まるで魂が抜けたかのように一日中黙っているようになってしまった。あることでひどく叱りつけ叩いた時にも全く無表情で、話しかけても無反応になってしまった。
彼女は娘にロックダウン以前のように一緒に家事をしたり、いろいろなことを話し合ったり、新しい料理を作ってみたり、外で運動したりするように頼んだ。
最初、娘はまったく興味を示さなかったが2カ月をかけて、ようやく元の生活を取り戻したという。
現在、娘には厳重な監視の下で携帯電話とパソコンの使用を許可している。
このように携帯電話やパソコンに影響される子どもたちは、オンライン授業を機に急増している。
インターネットで汚い言葉を覚え、ゲームに没頭する息子からパソコンを取り上げると、包丁を手にパソコンを返せと親を脅したり、携帯電話の使用を制限すると使えないなら自殺するとキレる子どもなど影響は大きい。
ハノイで社会的距離規制を緩和した時、マイフオン(Mai Huong)精神病院の外来部門には、自分の精神衛生状態を診察にくる市民が増加した。その多くは若者だった。
同病院のウェブサイトに掲載された記事で、チャン・ティ・サウ医師(Tran Thi Sau)は、ほとんどの患者が同じ病因を持っており、それは新型コロナウイルス感染症の流行とオンライン授業への長期参加の影響であると主張している。
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