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着物の種類

Culture    • 2017年12月30日

Text: Senda Mayu/ Photo: Kimono-ya Kururi

ひとくちに着物といえど、たくさんの種類があるのを知っていましたか?着物にはそれぞれ「格」があります。その格によって、正式な場所で着るべきもの、普段着として着られるものなどが分かれています。違いがわかると、着物がもっと素敵に見えます!

また、着物に紋が入れると、格式があがります。

色や柄によっても雰囲気は大きく変わるので、この表はあくまでも目安です。

白無垢

白無垢
神社での挙式で着用する花嫁衣装。着物から小物まですべて、清純さを表す白で統一。披露宴では華やかな「色打掛」着替え、「相手の家の色に染まった」という意味を表している。

振袖

振袖

未婚の女性が着用する着物のうち、最も格式が高い。江戸時代に、大きな袖を振ることが愛情表現とされ、未婚女性の着物として定着した。袖の大きさによって3種類に分けられ、いちばん大きいものが格式が高く、花嫁衣装や成人式で着用される。

留袖

留袖

既婚の女性が着用する着物のうち、最も格式が高い。既婚者は外に愛情表現をする必要がないので、振り袖とは違って袖が小さく、柄も控えめ。色付きの色留袖は未婚者も着ることができる。黒い留袖は、既婚女性が身内の結婚式などで着る。

訪問着

訪問着

「Homon」とは、相手を訪ねるという意味。色留袖の次に格式が高く、披露宴やパーティーなど、社交的な場で着用される。明治時代に、派手すぎず、地味すぎない着物として発売され、たちまち流行になった。

付下げ

付下げ

現在では、訪問着とほぼ同格とされる。元々は戦時中、華やかな訪問着が禁止されたために、少し地味な付下げが代用品として着られるようになった。着物全体にかかる大きな絵柄ではなく、小ぶりな模様が入っているのが特徴。

色無地

色無地

白無地の着物を、黒以外の色で染めた、すっきりとした印象の着物。用途は幅広く、結婚式や子どもの入学式・卒業式、ちょっとしたお出かけにも着られるので便利。生地を選べば、何度か染め直しをすることもできる。

紬

すべて絹で作られた、織物の中で最も味わい深く、着物通の人が好むといわれている。着物の中ではカジュアルなので、正式なパーティーには着ていけないが、普段着として、ジーパンをはくような気持ちで、買い物や食事に着て出かけることができる。

小紋

小紋

着物全体に同じ模様が描かれているのが特徴。遠くから見ると無地のように見える、細かな柄の小紋もある。紬と同様、正式な場にはふさわしくないが、コーディネートによって、気軽なパーティーから普段着まで、幅広く着ることができる。さまざまな柄があるので、選ぶのも楽しい。

SENDA MAYU/ kilala.vn

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