「日本人街」と呼ばれるホーチミン市Le Thanh Ton通りのように、日本にも「ベトナム人街」があります。その内の5カ所をご紹介しましょう。
1. 豊島区(東京都)
東京は、多くの企業や学校、商店、レストランが集まる日本最大の都市。キャリアアップの機会と良好な生活環境から、ここで勉強や働く外国人がたくさんいます。
ベトナム人は東京の23区に散在していますが、その中でベトナム人の数が最も多いのは豊島区(3,731人)であり、次いで新宿地区(3,773人)となります(2018年データ)。豊島区池袋周辺には、家電量販店やデパート、料理店、アミューズメントパーク、劇場、観光スポットなど、さまざまな施設があり、さらに「Pho Trung」、「COMPHO 池袋サンシャインシティ店」のような多くのベトナム料理店にも出会うことができます。
2. 松戸市(千葉県)
松戸市に住む15,058人の外国人の中にはベトナム人が多数を占めています。良質な日本語学校が数多くあり、東京近郊で住みやすいこともあり、ベトナム人の数はますます増えています。
松戸市に立ち寄る機会があるなら、ベトナム発の「Son Sen」やベトナムの食材を販売する「Thuc Pham Viet Mai Toan」などのお店を見つけることができるでしょう。
3. 八尾市 (大阪府)
大阪府でベトナム人の数が最も多い街と知られている八尾市。ここに来ると、あちらこちらで日本語とベトナム語で書かれている看板を見つけるでしょう。例えば、あるバイク修理屋さんの前に「Sửa xe và vá lốp xe. Sửa xe đạp và vá ruột xe(バイクとタイヤ修理・自転車とタイヤ修理)」という看板が置かれているのに驚くはずです。毎週末とテトなどの祝日にはベトナムの物産を扱う小さな市場が数多く作られ混雑します。ベトナム人の学生も定期的に交流会を行っていて、新入生たちをサポートしてくれます。
4. いちょう団地(神奈川県)
神奈川県といえば、ベトナム人の多くが集まるのは横浜市と思い浮かぶはずです。ここには、あまり知られていない「ベトナムタウン」と呼ばれるいちょう団地があります。日本政府によって、ベトナムからの難民を支援するために造られたこの団地では、40年前からベトナム人を受け入れてきました。今でもベトナムのお店がたくさん立ち並んで、ベトナムの人に出会うのが当たり前の街です。
5.神戸市(兵庫県)
神戸市は発展が速く、多くの実習生を受け入れる産業も盛んなため、ベトナム人に人気があります。こちらのベトナム人コミュニティでは、ベトナム人のために多くの伝統的なお祭りを行っています。例えば、毎年の7月には故人を忘れないようにVu Lan祭(ベトナムのお盆)を祝います。
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