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Enjoy summer in Japan!

Lifestyle    • 2018年05月06日

Text: Inako, Senda Mayu/ Photo: PIXTA, flickr

じりじりと夏の太陽が照りつく時季は、うちでエアコンをつけっぱなしにし、冷たいものを食べて過ごしたくなるもの。そんな夏が日本人は大好き!日本では、夏という季節を思いっきり楽しむための、さまざまな遊び&イベントがてんこ盛り。7月や8月に日本を訪ねると、楽しいことがたくさんありますよ♪

ビーチやプールに行こう!

真夏のレジャーといえば、やっぱり海!じりじりと照りつける太陽の下で、真っ青な海や白い砂浜を眺め、潮の匂いを味わいながらみんなで楽しく過ごすと、きっと最高の思い出に。日本は海に囲まれた島国なので、きれいなビーチが全国各地にたくさんあります。海まで行くのがちょっと遠い人は、近くにあるプールに足を運ぶのもおすすめ。

ニシ浜

「ニシ浜」(沖縄県波照間島)

「ハテルマブルー」と言われるほどの美しい青さと透明度を誇り、太陽の光によってさまざまな青色に変化する (Photo: olena/PIXTA) 


水晶浜

「水晶浜 」(福井県)

南国の離島ビーチにも負けないくらいの美しさ!東京からもそんなに遠くないので、日帰りでもいけちゃうかも! (Photo: paseo/PIXTA) 


ナガシマスパーランド

三重県にある「ナガシマスパーランド」は日本最大級の海水プールで有名!ホワイトサイクロンやスチールドラゴンなどのアクロバティックなジェットコースターも要チェック! (Photo: Nagashima Spa Land) 


富士登山

富士登山

(Photo: takegraph/PIXTA) 

日本一高い山であり、古くから山岳信仰の対象としても崇められてきました。日本人だけでなく、海外の観光客にとっても魅力あふれる山のひとつ。登れば登るほど景色は変化し、さまざまな風景を見せてくれます。

夏場は、冬に積もった雪が溶け切るため、何十万人もの人々が訪れます。山を登りながら、カラマツ、ダケカンバの林や、綺麗な鉱山植物を眺めるのもよいでしょう。しかし、登るにつれて植物は少なくなり、標高の高い場所では、数千年の歴史をもつ火山岩が広がっています。そして最後の10合目を越えると、眼下に広がるのは広大な雲海、360度の大パノラマ風景。日本一高い場所で、人生観が変わるような風景に出逢うことができます。

富士山山頂でご来光を拝む

富士山山頂でご来光を拝む (Photo: genki/PIXTA)

注意!ご来光を拝む際、特に重要となってくるアイテムがヘッドランプ!!夜明け前の真っ暗な山道で、ご来光が見られるポイントに移動するために欠かせません。


高校野球の聖地・甲子園

甲子園
(Photo: PIXTA)

兵庫県に、甲子園球場という、野球の試合のための球場があります。そこでは、毎年8月に男子高校生による硬式野球の全国大会が行われています。日本の高校の野球部は、約4.000校。その中から、全国大会に出場できるのは、各都道府県の予選を勝ち抜いた49校のみ。あまりの厳しい道のりに、甲子園は「聖地」とさえ呼ばれているのです。2016年で98回目を迎え、日本の夏の熱い風物詩となっています。

大会は、アイスクリームを食べながらテレビやラジオで観戦するのもいいですが、球場で生で見るのも感動的。応援を盛り上げる各校のブラスバンド部の演奏、チアリーダー部のダンスも見どころのひとつです。

甲子園

試合前と試合後に一礼をする (Photo: PIXTA)

また、試合に負けたチームの選手は、グラウンドの土を持ち帰るという風習があります。聖地で戦った思い出を、手元に残しておくためです。

決勝戦が終わるのが8月下旬。優勝校の選手のガッツポーズと笑顔は、夏がもうすぐ終わるのだという、ちょっと寂しい知らせでもあるのです。


ホタル鑑賞

蛍の観光
(Photo: mugenbito/PIXTA)

ホタルは美しい清流や、自然豊かな所でしか生息できない生き物なので、自然が少なくなった今、夜に光をまとって舞うホタルに出会える機会は減ってしまいました。しかし日本では今でも夏になると、自然豊かな場所まで、家族みんなでホタルを探しにいくことがあります。ホタルは昔から、夏の夜にパートナーを求めて美しい光を放つ、ロマンチックな生き物として和歌や物語に登場してきました。暗闇にふわふわと漂う光がとても幻想的。日本には約40~50種類のホタルが生息しており、代表的なのはゲンジボタルやヒメボタル、ヘイケボタルです。蛍の光は緑、黄緑、黄色、オレンジ色などさまざまで、種類によって色が違います。ホタルが光るのは月明かりや風がなく、湿度が高いなどの限られた条件のときだけ。めったに見ることができないので、鑑賞に行くときには、しっかり天気予報や環境の条件をチェックしましょう。

おすすめスポット:小岩井農場(岩手県)、東武動物公園「ほたリウム」(埼玉県)、うかい竹亭(東京)。


夏祭りを楽しむ

夏祭り
(Photo: prof258507/PIXTA)

日本の夏といえば、夏祭り。毎年この時季になると、日本全国の神社、お寺、商店街でさまざまな祭りが行われます。祭は、みんなで楽しく盛り上がれることはもちろん、その地方の文化や歴史に触れたり、日本の奥深い魅力を発見できる機会でもあります。そんな夏祭りの楽しみ方を教えちゃいます!


屋台を食べ歩き

夏祭りの楽しみといえば、会場にずらりと並んだ屋台!焼きそばやかき氷、冷やしきゅうりが人気メニューです。

夏祭りの屋台

夏祭りの屋台 (Photo: chibakaeru/PIXTA)


おみこし観賞

おみこしの観賞

みんなで力を合わせておみこしを担ぐ光景 (Photo: reef/PIXTA) 

お祭で、たくさんの人が大きな乗り物を運んでいるのを見たことがありますか?それは、「おみこし」という神様の乗り物。てっぺんの鳥の彫刻は、「鳳凰」という中国の伝説に登場する不老不死の鳥で、羽のある生き物の王様とされています。お祭りの間、神様はおみこしに乗り、その地域の災いや穢れを祓うために街の隅々までまわってから、神社に戻ってきます。担ぐときに「わっしょい!わっしょい!」と大きな声を出すのが担ぎ方の特徴。「わっしょい」の語源は「和を背負う」か「和と一緒」という意味だそうで、みんなが和の心を持って平和を担ぐように、という意味が込められています。


盆踊り

Bon Odori

(Photo: PIXTA)

盆踊り

(Photo: sprmrbrs41/Flickr)

日本の夏祭りの定番・盆踊り。音頭と呼ばれる音楽と、太鼓の拍子にあわせて、やぐらのまわりを踊ってまわります。浴衣やはっぴを着れば、さらに気分は大盛り上がり。その起源は、平安時代の中ごろに念仏を唱えながら踊る「念仏踊り」だといわれています。死者を弔うために行われたもので、各地方、各寺によって様式は異なり、現在にまで受け継がれているものも。儀式的、宗教的だったそれが、鎌倉時代になると、楽しむための娯楽的要素を持ち始め、江戸時代には人々の交流の場として親しまれるようになりました。

盆踊り

ちょうちんがきらめく会場 (Photo: kimisaki/PIXTA)

現在、日本三大盆踊りとされているのが、秋田県羽後町の西馬音内の盆踊り、岐阜県の郡上踊り、徳島県の阿波踊り。夏のお盆の時期は、大きな祭から、小さなグループで行われるものまで、あちこちで盆踊りが行われます。夏の夜を盛り上げる、非日常の楽しみです。

西馬音内

音頭とがんけ2種類の踊りがあり、優雅でしなやかな舞いが特徴。

郡上踊り

踊りの数はなんと10種類。下駄をはき、下駄の音までも楽しむのが郡上流。

阿波踊り

女踊り、男踊り、子ども踊りがある。太鼓や笛などの楽器とともに、にぎやかに。


夜空を彩る打ち上げ花火

上げ花火の見物

(Photo: lastpresent/PIXTA)

日本では、毎年7月になると、花火大会があちこちで開催されます。イベントの規模は、30分ほどの気軽なものから、2時間かかる大掛かりなものまでさまざま。元々、行事を盛り上げるためではなく、「弔い・鎮魂」を目的として始められたものでした。日本の打ち上げ花火は、世界で最も精巧で美しいと言われており、製作技術が年々進歩しています。中心から菊や牡丹のような形に大きく開花するもの、無数の星がちりばめられるもの、かわいい動物やアニメのキャラクターの形をしたもの、何度も色が変わるものなど、ドーンという豪快な音とともに次々に上空に打ち上がり、あなたはきっと片時も目を離すことができないでしょう。

日本全国で有名な花火大会といえば、隅田川花火大会(東京)、諏訪湖湖上花火大会 (長野県)、長良川全国花火大会 (岐阜県)などがあります。

打ち上げ花火

(Photo: biwakonokaze/PIXTA)

INAKO, SENDA MAYU/ kilala.vn

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