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今のわたしをつくる、ベトナムの日々

Discover    • 2018年11月12日

Text & photo: Mayu Senda

Kilalaの仕事をするためにベトナムに住み始めたのは、2014年の2月。Kilalaの3号が出た頃でした。今Kilalaは28号まで出ているので、いつの間にかずいぶん時間がたったなぁと思います。Kilalaの仕事をするまではベトナムのことはほとんど知らず、旅行で来たこともなかったのです。ベトナム料理レストランにはたまに行っていて、揚げ春巻きがおいしいなぁと思っていましたが、それくらいでした。

そんなわたしがご縁あってベトナムで働くことになったわけですが、もちろん外国に住むのは初めてなので、さまざまなことが新鮮でした。たくさんのバイク、ゆるい交通ルール、にぎやかな市場、道端の屋台、東南アジアならではのフルーツ…。外国の文化というものを、初めて肌でひしひしと感じたのでした。

サイゴンの風景

サイゴンの風景。

サイゴンの風景

ホイアンの風景

ホイアンの風景。

ホイアンの朝市

ホイアンの朝市。

外国の文化に触れるということは同時に、日本の文化を見つめ直すということにもつながりました。たとえば、一年中半袖で過ごせるホーチミンですが、日本は夏は暑く、冬は寒いです。わたしは寒いのが苦手なのでホーチミンはとても過ごしやすかったですが、それでも冬のあのひんやりとした空気や、暖かいマフラーを巻く感触、冷えた身体を温めてくれるアツアツの鍋料理や熱燗が懐かしくなったものでした。(日本では、鍋料理は冬に食べるのが定番です!)暑い中でのクリスマスやお正月というのが、何度迎えてもやっぱり不思議で、生まれ育った場所の行事や風習は、知らず知らずのうちにしっかり身体に染みついているんですね。

Mayu Sendaさんと同僚たち

Mayu Sendaさんと同僚たち。

ベトナムの各地を旅したりもしました。ベトナムは自然が豊かで、シーフードがとってもおいしい。世界遺産やさまざまな遺跡が点在しているのも魅力です。海がいちばんきれいだったのはPhúQuốc島。浜辺で飲んだビールは最高でした。島中で開発が進められていて、これからどんどんホテルや商業施設が増えていくのだと思いますが、きれいな海がこれからもなくならないと良いなと思います。

電車の旅も好きなのですが、電車でPhanThiếtに行ったことも思い出深い旅行のひとつです。窓からいろいろな土地の風景が見えるのがすごく楽しい。

ビントゥアン省ファンティエット市

ビントゥアン省ファンティエット市。

ドラゴンフルーツって日本では珍しく、あまり見かけないのですが、窓からドラゴンフルーツの畑が見えたときは感動しました。あんな形をした樹だなんて知らなかった!背が低くてなんだかかわいかったです。

ホーチミンで過ごした3年半は、わたしの人生にとってとても貴重でかけがえのない時間でしたし、今のわたしを形づくってくれています。わたしにとっては第2のふるさとみたいなもの。またいつか訪れたり、ベトナムで出会った皆と日本で再会したり、ベトナムに行ったからこそ創られた未来を楽しみにしたいと思います。

ベトナムに感謝を込めて。

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