コロナ禍で生まれたビジネスのアイデア
Tin 60s
新型コロナの影響で、多くの人が自分で仕事を始めたり、技術系の職業に転職している。
新たな事業から明るい未来
ウェディングドレスとブライダルメイクの店を経営していたアウ・トゥイ・ドゥオンさん(Au Thuy Duong)は、新型コロナの影響で収入はなくなり閉店せざるを得なかった。
閉店後は友人のパン屋で働きパンやケーキの作り方を学び、今年4月中旬にベーカリーショップをオープンさせた。
しかし、その2週間後に新型コロナ第4波が発生し利益はほとんど無かった。
ロックダウンとなり食料を買い込み備蓄や保存していたときに、美味しい冷凍パンを作ってみようと思い付つき、夫とともに約1カ月かけてさまざまな配合を試し、冷凍パンを作るための適切なレシピ、適切な保存期間、再焼成温度、再焼成時間を見つけ出した。
その冷凍パンをSNSで販売し始めると、初日に400個の注文があった。多くの人が一度に何十個も買ってくれ、8月には1日1000個以上の注文を受けるまでになった。
現在、彼らのベーカリーでは規制が緩和されたこともあり1日平均500〜700個のパンを安定して販売している。
さらに種類を増やし冷凍ケーキの研究も始め、このような商品を専門に扱う会社を設立する予定で、将来的にはミニスーパーやマンションの店舗に卸すことを目標にしている。
2017年にイベント主催会社を設立したハー・フイ・ヴーさん(Ha Huy Vu)の経営は順調だったが新型コロナが致命的な打撃を与えた。
ヴーさんは会社の規模を縮小し従業員の数を減らし状況が良くなるのを待つしかなかった。
しかし、一向に好転せず会社の新たな方向性を打ち出し、セミナー、オープニングセレモニー、トークショー、ライブストリームといったオンラインイベントの開催を推進した。
お客様の希望するプログラムを企画し、バーチャルスタジオを用意し、招待状をデザインし、カメラとイベントの司会者を提供する。
以前からこのようなオンラインイベントを開催するアイデアを持っていたがなかなか実現できなかったが、今回の新型コロナで長年のアイデアを実現するチャンスが巡ってきたという。
「近年、オンライン技術を使った職業が発展しています。ニーズは高いがサービスを提供できる会社は少ない。これは、私の会社が変革を起こすのに最適なタイミングだと考えています。今後はオンラインとオフラインの両方で事業を拡大していくつもりです」とヴーさんは語っている。
パンデミックによるIT促進の光明
元労働・障害・社会省副大臣は、このように職業を替えることができる労働者は一部であり、多くは順応性が高い若い人たちです。転職は年齢、資格、スキルに左右されるため、多くの人にとって簡単ではない。
また、新型コロナのパンデミックは、労働習慣の変化をもたらし、パンデミックの予測不可能な展開に適応するため、企業側も従業員もIT技術を駆使しなくてはいけない状況となったと話す。
統計局の報告書によると、2021年の第1四半期には、パンデミックの影響で、78,000人以上の従業員が、IT技術を使わない状態から仕事に使う状態に変わったと答えている。
ファイナンスアカデミー上級講師ディン・チョン・ティンさん(Dinh Trong Thinh)は、新型コロナ流行の中で新しい仕事を作り、ビジネスを変革することは現在の傾向である。
観光、エンターテイメント、イベントなどの分野では、雇用を創出し、労働力を維持し、パンデミックを乗り切るための収入源を確保するために、多くの個人や企業がビジネスの方法を変えなければなりませんでした。
当初、多くの個人や企業は、業務の変更や転職を一時しのぎと考えていたが、この変化は効果的に新たな分野を発見する機会になり、今後はよりさらに良いものになっていくと考えられると話している。
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