労働者派遣のためのトレーニング再開

海外での就労を希望する人たちは、新型コロナの影響で今までオンラインでトレーニングを受けていたが、ようやく対面してトレーニングを受けることができるようになった。

オンラインでもそれなりに効果をあげていたが、より質の高くするためには対面のほうが効果的だ。特に知識、言語、文化、専門技術の伝達は、教師と直接交流することが望ましいと人材開発・教育会社PITSCO TRAINING AND MANPOWER DEVELOPMENT ホーチミン支店のディレクターであるチャン・アイン・クアン・タイン氏（Tran Anh Quang Thanh）はいう。

また、多くの労働力輸入市場では、教育や訓練を受けた熟練の労働者を大量に採用したいと考えているため、人材育成にもっと力を入れる必要がある。資格を持った労働者は、良い給料で働く機会を増やすことができると話す。

さらに同支店はパンデミックの影響で日本に行けず長い間待っている150人の候補者のうち、90人のビザの再発行の申請を優先的に進めている。

ホーチミン市の人材開発会社TOKYO VNJ HUMAN RESOURCE DEVELOPMENTのディレクター、チン・ヴー氏（Trinh Vu）は、ワクチン接種を完了し対面式トレーニングを再開することは、多くの国の出入国政策に対応するための最優先事項ですと語っている。
ワクチンは豊富に供給されているため、希望者は早期にワクチン接種を完了できる状況になっているという。

また、市場の需要は高いが、政府は海外で適切な仕事を見つけたいという労働者の要求に応えることにもっと注意を払い、労働力輸出市場を拡大するために他の国や地域との良好な外交関係を活用することが必要だと述べている。