政府の無料ワクチン接種は任意で

8月3日の記者会見でホーチミン市人民委員会ドゥオンアンドゥク副委員長は、国が進めている新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン接種は国民全員に無料で実施されるが、接種をするかしないかは自主性に任せられることを強調した。

現在、行われている第6段階のワクチン接種キャンペーンは、18歳以上の市民全員に1回目の接種を終わらせることを目標とし8月末まで続くと予想される。

そのために市は保健省に未接種者分の約500〜550万回分のワクチン(アストラゼネカ、モデルナ、ファイザー製)を提供するよう提案した。
（市に保管されている100万回分のシノファーム製ワクチンは現時点で政府に認可されていないため今回のキャンペーンには使用されない）

市内には、250人/チーム/日の投与能力があるワクチン投与チームを1,200配備し、1日あたり30万人にワクチンを投与する予定だ。ワクチンが十分かつスケジュール通りに提供されれば、第6段階ワクチン接種キャンペーンの目標を達成することができるという。

現時点では、ホーチミン市内の約200万人が少なくとも1回の注射を受け、70,000人以上が2回のワクチン接種を受けている。

また、8月1日、保健大臣、ホーチミン市党委員会、人民委員会、保健省は、ホーチミン市の5つ私立病院代表との会議において、FV病院(7区)で1日あたり1万人予防接種を有料に行うことを提案し、現在、保健省が検討をしている。