ベトナムへの物流輸送力強化
Tin 60s
Vietnam e-Commerce and Digital Economy Agencyによると、ベトナムのeコマース市場は昨年18%拡大して118億ドル(約1.3兆円)となり、東南アジアでは唯一2桁の成長をした。
この需要の高まりに対応すべくDHLやUPSなどの国際的な物流会社はベトナムへの輸送力を強化している。
DHL Express社はエアバスA330型機(ワイドボディ)を使用した香港―ホーチミン市間の新ルートを発表。最大62トンの貨物輸送ができる。さらに香港―ハノイ間で使用する機体をグレードアップする予定だ。同社のCEOであるバーナード・バウティスタ氏は、「eコマースを利用する消費者の多くは、配送のスピードを重視している」と見解を示した。
また、UPS社は中国の物流ハブからベトナムへのサービスを昨年開始した。
現在、ベトナムには貨物専用の航空会社がなく、業界関係者の間では外資系企業が航空物流市場の80%以上のシェアを占めているといわれている。
このような状況を打破すべく、今年6月に輸入販売業Imex Pan Pacific Groupの会長ジョナサン・ハン・グエン氏は1億米ドル(約110億円)を投資して貨物航空会社を設立すると発表した。初年度に5機、2年目に7機、3年目に10機の貨物機を運航し、将来的にタンソンニャット、ノイバイ、カムラン、ダナン、カントー、そして最終的にはロンタン空港に5つの物流倉庫を建設する計画だ。
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。