三井住友、消費者金融大手へ49%出資
Tin 60s
三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)連結子会社であるSMBCコンシューマーファイナンスは10月28日、ベトナムの民間商業銀行大手VP銀行傘下の消費者金融大手FEクレジットの株式49%の取得を完了したと発表した。
FEクレジットの資本金の半分を売却することで、VP銀行は財務能力を強化し、他の潜在的な分野での事業活動をさらに拡大することがでる。
また、日本の大手消費者金融会社であるSMBCコンシューマーファイナンスの日本およびアジア諸国で蓄積してきた事業ノウハウや経験を共有することで、同地域での事業拡大を図ることができると見込んでいる。
1993年に設立されたVP銀行は、現在、2021年第3四半期末時点で479兆ドン(約2兆4,060億円)以上の総資産を有するベトナム最大級のプライベートバンク。事業内容はリテール、コーポレート、消費者金融、ウェルスマネジメントなどの幅広い分野に及ぶ。
FE クレジットは、市場シェア約50%、全国に13,000人以上の従業員を擁する消費者金融会社。「生活の質を向上させるために、あらゆる階級の公的信用資本にアクセスするニーズを満たす」ことを目指している。
現在までに、無担保融資商品やサービスを通じて、約1,100万人のベトナム人にサービスを提供している。
また、VP銀行と三井住友銀行(SMBC)は短期間のうちに、CTBC銀行、華南商業銀行、インド国立銀行、第一商業銀行の4つの国際銀行が共同貸し手として参加するシンジケートローン(協調融資)を締結することで合意している。
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