テト向けの花卉・盆栽は減産
Tin 60s
ホーチミン市やメコンデルタの花卉・盆栽農家の多くは新型コロナによる需要への影響を懸念し、テト(旧正月)に向けて生産量を減らしている。
例年のこの時期には、12区、クチ地区(Cu Chi)、ホクモン(Hoc Mon)、トゥードゥック市(Thu Duc)の花卉・盆栽農家は忙しい時期だが今年は様相が違う。
ホーチミン市12区の花卉栽培農家のチャン・ティ・ナム氏(Tran Thi Nam)は、栽培面積を通常の1万坪から4千坪に減らし、テトにはコケモモ、マリーゴールド、ヒマワリを3千〜4千鉢だけを市場に出す予定だ。パンデミックで需要が落ちることを心配し、昔からの顧客に売るために少しだけ栽培していると話す。
クチ地区にあるラン園では、新型コロナが長引くと、テト時期の花の需要が激減するため50%の減産を行ったという。
メコンデルタの花卉・盆栽農家も供給過剰を避けるために生産量を減らした。代わりに品質を重視している。
生花栽培が盛んなドンタップ省(Dong Thap)サデック市(Sa Dec)のチャン・タイン・トアン氏(Tran Thanh Toan)は、今年5,000個の花鉢を植え、品質に注意を払っているという。
農家はもはや量を重視するのではなく、品質と効率を重視し、需要と市場の情報を把握していますと説明する。
同地区の他の農家は、品質を良くしテトに花が咲くようにタイミングを見計らい栽培している。ザロ(Zalo)やフェイスブック(Facebook)などのソーシャルネットワークを使って売り込みをしているという。
通常、メコンデルタの生産者は、多くの省や都市に商品を持ち込んで直接販売しているため、地方自治体は関連機関と協力して安全に輸送できるように支援している。また、eコマース(電子商取引)での販売を奨励している。
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