MSIG、ホームクレジットと東南アジアにおける保険サービスの提携

MSIG（三井住友海上火災保険）は、消費者金融Home Credit B.V（以下ホームクレジット）の大規模な地域販売網を活用し、3つの市場において保険顧客により良いサービスを提供することに合意した。

両社の目的は、ベトナム、フィリピン、インドネシアで急成長している一般小売にとって、保険をよりシンプルで身近なものにすることにある。
小売販売と商品開発で協力することにより、東南アジア（SEA）の3大市場で低い水準である小売販売の普及率を高めることを目指す。

ホームクレジットの最高顧客・戦略責任者は、「私たちの使命は、十分なサービスを受けていない顧客に金融サービスへのアクセスを提供することであり、MSIGとの提携は私たちの顧客サービスの強化につながります。また、東南アジアの保険適用における重大な保護格差の解消にもつながるでしょう」と述べている。

MSIGアジアのCOOは、「ホームクレジットとの提携により、状況が変化する中で増加する東南アジアの人口にシンプルで適切なソリューションを提供できるようになり、大変うれしく思っています。私たちは、発展を支援するという使命の一環として、お客様に寄り添いたいと考えています」と話す。

MSIGのホームコンテンツ保護保険は現在、東南アジア全域のホームクレジットの多くの顧客に提供されており、将来的に他の保険形態への提供拡大に向けて先行試行や協議が行われている。

さらに、同地域は消費者のニーズの高さから、ホームクレジットの保険普及拡大のための戦略的地域となっており、展開している複数の小売店やeコマースパートナーとの協力関係を補完するものとなる。
これらの保険はeコマースサイト、モバイルアプリ、42,000カ所の店頭で販売され、これらの市場のすべての州や都市をカバーする予定で、既存の商品と並行して販売される。

この提携は東南アジアやそれ以外の地域での金融包摂の拡大を目指す両社の今後の協力関係の見取り図となる。本提携の財務的条件は公表されていない。