ベトナム証券取引所オープン

ハノイ証券取引所（HNX）とホーチミン証券取引所（HoSE）を統合したベトナム証券取引所（VNX）が12月11日に取引を開始した。

今後、ハノイ証券取引所はデリバティブ（先物取引、オプション取引、スワップ取引など）、債券などの証券市場の組織化と運営を主な任務とする。
一方、ホーチミン証券取引所は、規制に基づいて株式市場やその他の証券を組織・運営する役割を担う。

レ・ミン・カイ副首相（Le Minh Khai）は、両証券取引所の再編・再構築の重要性を強調し、証券取引市場を統一し、プロフェッショナルなベトナム株式市場に向けて、市場の効率性、公正性、開放性、透明性のある運営を確保することを訴えた。

さらに副首相によると、過去25年間、ベトナムの株式市場はますます堅実に成長し、国家の社会経済的発展に積極的に貢献しており、経済の重要な資本を取り入れる経路となりつつあり、金融市場の発展を促進するのに役立っている。

株式市場ではベトナム株価指数が1,500ポイントを超え、正式に運営されるようになってからの最高値を記録した。
2021年1～11月の平均売買代金は、1回あたり37兆2,000億VND（約1,840億円）以上に達し2020年の2倍以上となった。
10月末の時点で、市場の株式資本総額と債券残高は、2020年のGDPの約163％に達している。

近年の株式市場の成長は、党と国家の政策に対する投資家と企業の信頼を部分的に示している。
これは政府と首相のタイムリーな指示、省庁、セクター、地方の緊密な連携、財務省の直接的な指示、そして特に、金融セクターのスタッフ、国家証券委員会、証券取引所、証券預託センター、国内外の投資家の連帯感、粘り強い努力の結果であるという。