JICAが再生可能エネルギー開発を支援
Tin 60s
国際協力機構(JICA)が共同で資金を提供したクアンチ省(Quang Tri)の風力発電プロジェクトが商業運転を開始した。
電気網建設とエネルギー投資を行うPOWER CONSTRUCTION NO.1 JSC(ベトナム)と再生可能エネルギー事業のレノバ(RENOVA/日本)が投資したクアンチ省のリエンラップ(Lien Lap)、フォン・フイ(Phong Huy)、フォン・グエン(Phong Nguyen)の3つの陸上風力発電所プロジェクトの総発電量144メガワットで2021年10月より商業運転が正式に認められ、ベトナム政府の規制に基づく固定価格買取制度の対象となっている。
JICAは、2021年5月21日にファシリティ契約を締結し、他の共同スポンサーであるアジア開発銀行(ADB)およびオーストラリア輸出金融(EFA)とともに、これらのプロジェクトの建設のために最大2,500万ドル(約28億5,100万)を提供している。
本プロジェクトは、JICAがベトナムの風力発電に初めて資金を提供するもので、日本企業や現地企業を含むベトナムの再生可能エネルギー分野における民間の風力発電プロジェクトのモデルとなることが期待されている。
JICAは今後も持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、民間企業や国際金融機関と協力して取り組んでいくとともに、現在開催中のCOP26でベトナムの指導者が強調している温室効果ガス(GHG)排出抑制の国家決定貢献(NDC)の更新目標の達成に向けて、ベトナムを支援していきたいと考えてる。
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