持続可能な価値を追求するイオン

事業の利益よりもお客さま、従業員、地域社会の利益を優先することは、イオンベトナムの指針となっている。

事業活動がパンデミックによって深刻な影響を受けている時でさえ、短期的な利益ではなく、小売業者の使命として必要な商品を安定した価格でスムーズに供給することを粘り強く追求してきた。

また、社会と切り離せない事業であることを理解し、パンデミック時において政府と緊密に協力することも行っている。

社会的な距離規制が始まった頃には、半移動式販売スタイルを実施した。約700トンの必需品を積み込み、移動手段が限られた地域へ350回以上も赴き食料の供給を行い、これによって何全世帯もの人たちが助けられた。

さらにパンデミック地域での混雑を緩和し、お客さまの安全を確保するために、電話での注文、イオンのEショップやアプリでの注文など、多様なショッピング方法を提供するとともに、他の企業と協力して非接触型のショッピングや配送をいち早く推進した。

また、円滑なサプライチェーンを確保するだけでなくベトナムの農産物の消費を促し、地元の農家の支援も行っている。

移動規制措置がとられた6月から10月初旬にかけて、ハイズオン省（Hai Duong）の青果約42トン、バックザン省（Bac Giang）ルックンガン（Luc Ngan）のライチ約63トン、ダラット（Dalat）の青果約30トンなどの輸送を支援した。

加えてイオンベトナム、イオングループ、傘下企業は、同国の新型コロナワクチン基金に100万ドル（約1億1,500万円）を寄付を行った。
昨年9月には、イオンが進出している4つの都市で、約2,000個の米、野菜、香辛料、パンなどの必需品が入ったANSHINバッグ（救援バッグ）を寄付した。これらのバッグは失業者や高齢者などの社会的弱者に直接届けられた。

「持続可能な価値は、イオンベトナムが追求する指針であるだけでなく、危機に適応し回復するためにも重要な役割を果たします。イオンがどこにあっても、私たちは小売業の使命を果たし、企業市民として行動するよう努力し続けます。これは、イオンがベトナム市場に進出したときからの責任です」と人事マネージャーであるグエン・ティ・ゴック・フエ氏（Nguyen Thi Ngoc Hue）は述べている。