国籍を超えた支援活動
Tin 60s
カインホア省軍司令部は、外交部と省のベトナム・ロシア友好協会と協力して、ニャチャン市で新型コロナウイルス(COVID-19)による被害を受けたロシア人に食料品を詰め合わせた100個のギフトを贈った。このギフトは地方予算で賄われている「0-VND屋台」や、省内の軍隊の将校や兵士からの寄付、青年連合会の新型コロナウイルス支援基金によって用意された。
ベトナム・ロシア友好協会のホアン・ヴァン・ヴィン常任副会長によると、現在ニャチャン市には700人以上のロシア人が居住しており、そのうち100世帯近くが困難に直面しているという。彼らは仕事を失い、帰国もできず、数カ月前から地域社会に助けを求めなければならない状況だった。
ヴィンロン省の青年組合は8月2日、同省のミエンタイ建築大学とクーロン大学で学ぶ106人のラオス人と19人のカンボジア人留学生に生活支援ギフトを贈り、同日、ラオス人民革命青年同盟中央委員会事務局Souliya Kiewphilavong主任は、ビエンチャンのラオス国立大学のベトナム人学生寮を訪問し、1,200万LAK(約14万円)相当の日用品などのギフトを学生たちに贈っている。ラオス国立大学には現在184名のベトナム人学生が在籍しており、ラオスの大学の中で最も多いという。
また、各団体による支援も活発に行われている。
医療サービスを行っている非営利団体Operation Smile Vietnamは、最前線の医療スタッフに防護服を購入するための資金集めをしている。8月1日現在、1億7,521万700VND(約83万円)の寄付があり、米国のOperation Smileによって倍増され寄付金額は3億5,042万1,400VND(約170万円)に達した。これによって1,000着の個人防護具(PPE)、1,000枚以上のN95マスク、1,100枚以上の防滴マスクが11区病院、ホーチミン市のオドンテ口腔内科病院に送られた。また、Operation Smileの医療ボランティアが市内の多くの病院で活動し、これらの病院にも医薬品が送られた。
公益慈善団体VinaCapital Foundationは医療機器や物資を支援するためのプログラム「Help Vietnam Breathe - Vi Nhip tho Viet Nam」を立ち上げ資金を集めている。8月2日までに36億3,956万6,587VND(約1,700万円)の募金が集まり、28台の人工呼吸器と30日分の防護具がホーチミン市とロンアン省の新型コロナウイルス治療病院に寄贈された。
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