安らぎを求めてアリを飼う
Tin 60s
アリ愛好家たちは、アリの観察を生きた絵画の鑑賞にたとえ、自作のフォルミカリア(人工の巣)で飼育を楽しんでいる。
巣の内部はアクリル板を通して観察することができ、自然の生息環境とほぼ同じように、生活エリア、食料貯蔵庫、ゴミ捨て場、子育ての場所があることがわかる。
アリ飼育の楽しさを理解してくれる人ばかりではないが、飼い主たちからは「観察していると、仕事のストレスから解放されるんです」、「卵が孵化するのを見るのは、何とも言えない喜びです」、「アリの飼育は持続可能で低コストです」などの意見が聞かれる。
また、単に飼育するだけではなく、自身のYouTubeチャンネルで初心者のためのアリ飼育チュートリアルを提供している愛好家もいる。
アリは種類によって見た目も習性も違うため、さまざまな種類のアリを飼うことは、飼育者にとってたまらない達成感を得られるという。
アリオークション
女王アリ1匹からコロニーが完成するまでには膨大な時間がかかることから、多くのアリ飼育者は女王アリ1匹と雌の働きアリ10匹程度のパッケージで売買するのが一般的である。
ソーシャルネットワークグループでは、知識の少ない初心者が騙される可能性があるため、一般的に女王アリだけの販売は禁止されている。
最も人気のある種類は、その印象的な外見からアカヨツボシオオアリとコハクオオアリである。
これらは1匹の女王アリと40~60匹の働きアリで、60万ドン(約3000円)~100万ドン(約5000円)が相場となっている。
大きなコロニーも人気があり、ルフィペスフトハリアリの女王アリ3匹と働きアリ100匹は65万ドン(約3300円)で販売されている。
飼育者によると趣味としての人気が高まったため、これらの価格はここ2年で3倍になったという。
Facebookで行われるアリのオンラインオークションは、多くの愛好家の注目を集めている。
女王アリ2匹と雄アリ50匹のクロナガアリの水槽のオークションでは、30件の入札があった。最高値が60万ドン(約3000円)となり、最初の提示価格の6倍の高値で落札された。
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