中秋節に欠かせない月餅も製造縮小
Tin 60s
多くのベーカリーメーカーが中秋節には欠かせない伝統菓子月餅の製造を労働力不足と需要の低下を理由に今年は中止している。今年は9月21日が中秋節にあたる。
毎年、2~3カ月前から月餅の商売合戦が始まり、街中のあちこちで特設販売所を見かけるが今年はその姿も無い。
大手ABCベーカリーは多くの従業員が医療検疫を受けており、店舗が一時的に閉鎖されていることに加え、コスト上昇のため製造を中止した。ダイファット(Dai Phat)ベーカリーは、例年のようにパートナー企業から月餅の正式な注文を受けていないという。
一方、月餅市場の大きなシェア占めるキンドー(Mondelez Kinh Do Vietnam)は、eコマースや配送会社と提携してオンライン販売に力を入れ大量の割引クーポンを配布している。
別の生産者であるタンロン(Thanh Long)ベーカリーは、数量が少なければ顧客の注文を受けてから製造するという。
シェラトン、ヒルトン、JWマリオットなどの大型ホテルは、自社のFacebookページやShopee、Tikiなどのeコマースで販売している。
また、昨年に引き続き、SNS上で手作り月餅を販売するケースが増えており、購入者にとっては手軽で便利だが、当局は購入者に対して商品の原産地、食品の安全性や衛生面に注意を払うよう警告している。
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