回復するスマートフォンの売り上げ

調査会社Counterpoint Researchの統計によると、市場がサプライチェーンの困難や新型コロナへの懸念に直面しても、2021年のスマートフォンの需要は高かったと述べている。

2021年第4四半期、ベトナムで最大のスマートフォン企業はSamsungで、市場シェアは28％、売上高は前年同期比14％増となった。
2位はVivoでシェアは18％、売上は46％増、Oppoはシェア17％で3位となった。
4位はAppleでシェアは11％、売上は最大93％増加した。
Xiaomiはシェア11％で5位（Poco、Redmiを含む）、Realmeはシェア8％、売上高21％増で6位となった。

2021年第4四半期にAppleの売上がXiaomiを上回った理由について、Appleがeコマース販売の促進、ベトナムの小売業者と協力したMono Storeの開設など、流通戦略を強化していることがある。

シェア2位のOppoのスマートフォン販売台数は2020年比で6％減少したことについては、4Gチップ不足と2021年の第2四半期と第3四半期にコロナによる社会的距離を置くために直販サイトが閉鎖されたことが大きく影響したという。
しかし、年末の3カ月で売上が前四半期比88％増となり改善の兆しが見えた。

ベトナムはインターネット利用率の高いアジア諸国のひとつであり2022年もこの回復が続くと予想されると同調査会社はみている。

先週にはSamsungのGalaxy S22を購入するため店の前に人々が列を作った。
S22は2200万ドン（約11万1000円）。S22+は2600万VND（約13万1000円）、S22 Ultraは3100万VND（約15万7000円）で、80％以上の人がUltraを買い求めた。