在印ベトナム大使がアダニグループに投資誘致
Tin 60s
世界で13番目、アジアで2番目に裕福なビリオネア(推定資産710億米ドル/約8兆円)のゴータム・アダニ氏(Gautam Adani)は、ファム・サン・チャウ大使(Pham Sanh Chau)との会談で、ベトナムへの大規模投資を表明した。
この会談はチャウ大使たっての希望で、アダニグループ(Adani Group)の会長であるゴータム・アダニ氏、同社の最高経営責任者(CEO)であり港湾部門を担当する氏のアダニ氏の長男、エネルギー担当ゼネラルマネージャー、武器・機器生産担当ゼネラルマネージャーが参加し行われた。
大使のプレゼンテーションにアダニ会長は興味を示し、特にベトナムの火力発電所、港、空港への投資計画に関心をもったという。
大使によるとアダニグループはオーストラリアとインドネシアに炭鉱を所有し、いくつかの国に石炭を輸出している。そこでベトナムへの輸出も始め、さらに火力発電所を購入したいと考えている。それが実現すれば、港湾、空港などの他の分野への投資を促すことになるという。
在越インド大使館によると、ベトナムへのインドの総投資額は現在約10億米ドル(約1,200億円)とされている。主な投資セクターには、エネルギー、鉱物探査、農産物加工、紅茶とコーヒーの生産、情報技術、自動車部品などだ。
インドとベトナム間の二国間貿易の売上高は着実に増加し、2021年度には111.2億米ドル(約1兆2,000億円)に達した。インドはベトナムで10番目に大きな貿易相手国となっている。
アダニ・グループは1988年に設立され、グジャラート州アーメダバードに本社を置く。時価総額1,000億米ドル(約11兆円)を超えるインド3番目のコングロマリット(複合企業)。事業分野は発電、港湾運営、石炭やガスの採掘・販売、農産物取引、海運業、不動産など多岐にわたる。慈善活動も積極的に行っている。
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