米アパレル企業、ベトナム人労働者へのワクチン接種迅速化を要請
Tin 60s
米国アパレルフットウェア協会(AAFA)は、米国およびベトナム政府に対し、アディダスやギャップなどの主要サプライヤーへのワクチン接種を迅速化するよう書簡で要請した。
同協会の社長兼CEOであるスティーブ・ラマー氏は、バイデン米大統領に宛てた書簡の中で、「アメリカが備蓄しているワクチンをベトナムなどのサプライヤーの多い国へ今すぐ支援することを強く求めます。また、米国の迅速な行動は世界中の何百万人もの命を救うだけでなく、米国の経済回復を促進する可能性があります」と述べている。
ベトナムは米国にとって、アパレル、フットウェア、旅行用品の第2位の供給国であり、米国の全輸入量の20%を占めているという。
さらに同書簡で「米国のアパレルフットウェア産業と300万人の米国人労働者の成功は、ベトナムを含む世界中のサプライヤーの健全な労働力に直接依存しています」とも記している。
また、ラマー氏はファム・ミン・チン首相に宛てた別の手紙の中で、ベトナム政府が特に南部での新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延抑制措置を早急にとるようにすることと、衣料および履物産業に優先してワクチン接種をすることを提案した。
ベトナム、特に南部の省は深刻な状況で4月末以降116,900件以上の感染が報告されており、そのうちの66%がホーチミン市での感染だ。
アディダスやナイキなどのグローバルブランドの国内主要サプライヤーは、厳しい社会的距離規制措置命令のもと、操業停止や限定的な生産能力で操業している。
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