規制緩和で活気が戻るハノイ
Tin 60s
バスが道路を走り、カフェが客を迎え、タクシーが通りを走り回っているハノイ市は、以前のような姿を取り戻しつつある。
数カ月にわたる厳しい社会的距離規制を経て、10月14日より大幅な規制緩和が行われた。
緩和されたとはいえ、安全は最優先事項でバスや飲食店の定員は50%を超えてはならず、客や乗客には健康状態の申告など様々な条件が義務づけられている。
このようなガイドラインにもかかわらず、多くの人々はハノイが新しい普通の生活に溶け込んでいることを喜んでいる。
特に多くの人が友人と一緒にコーヒーを飲むことができることに喜びを感じている。
カフェに来たお客は「長い間、家で仕事をしていたので、外で食べたり飲んだりすることが待ち遠しかったです。以前は普通だったことだけれども、今はコーヒーを飲みながら友人と顔を合わせて話をすることに幸せを感じます。久しぶりにこの感覚を味わうことができて本当に嬉しいです」と話してくれた。
カフェやレストランのオーナーは「私もスタッフもとても興奮しています。この数カ月間、テイクアウトの営業は許可されていましたが、お客様が戻ってくることでスタッフのモチベーションが格段にあがり今後に勢いがつきます。この日のためにスタッフの人数も十分に確保し、店内の清掃や5Kルールの徹底などを行い、お客様に来ていただけるようにしました」と語っている。
また、バスやタクシーのサービスも再開された。
年配のバス利用者は、「100日近く家にいてどこにも行かなかったので、久しぶりのバス移動は楽しいです。日常の足をなっていたバスが戻ってきてくれてうれしく思います」と話す。
タクシー運転手は「ロックダウン以前のように稼ぐには、もっと時間がかかると思いますが、また外に出て新鮮な空気を楽しみ、人と話すことができてとてもいい気分です」と話してくれた。
交通機関の再開は人々に利便性をもたらすだけでなく、それぞれに解放感と期待感をもたらしている。
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