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ベトナムの人工衛星 日本で打ち上げへ

Tin 60s    • 2018年01月01日

 ⓒ Thoi Dai

ⓒ Thoi Dai

8月11日、ベトナムの小型人工衛星「ナノドラゴン(Nano Dragon)」が内之浦宇宙空間観測所(JAXA)に搬入された。この人工衛星は2022年3月までに打ち上げられ、高度560kmの太陽同期軌道に投入される予定となっている。

ベトナム科学技術アカデミー傘下のベトナム国立宇宙センター(VNSC)によって開発されたナノドラゴンは、重さ約4kg、大きさ3U(100×100×340.5mm)の宇宙研究用の小型人工衛星(CubeSat)である。研究・設計から衛星への搭載・機能試験まで、すべての工程をベトナム国内で行い、ベトナム国立宇宙センター(VNSC)の研究者が中心となって開発している。また、機械構造や配電回路などの補助回路もベトナム製である。
3月上旬には九州工業大学で行われた、宇宙の熱・真空環境下で衝撃や振動に耐えられるかどうかの品質管理テストに合格している。

ナノドラゴンは「2016年~2020年の宇宙技術に関する国家科学技術プログラム」の「超小型衛星の研究・設計・製造・打ち上げ・試運転」プロジェクトの成果で、この人工衛星は海洋観測を目的とし海上の水上船舶の追跡・監視を強化することが期待される。
また、この開発に伴い、打ち上げ後に衛星を運用するための地上局が、ホアラックハイテクパーク内にあるベトナム国立宇宙センターに設置された。

同センターはこれまでに、2019年1月、重さ1㎏の小型人工衛星「ピコドラゴン(Pico Dragon)」の打ち上げに成功しており、ベトナムの沿岸地域や水質、海洋資源データが収集され、養殖分野に活用されている。

〈Vn Express/Thoi Dai〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。



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