ベトナム製のクリスマスカードが欧米で話題に
Tin 60s
ベトナム製のクリスマスカードが、欧米のショッピングモールや土産物店に並び、注目を集めている。
新型コロナで生産に影響がでる中、注文に応えるために企業は様々なる努力をしている。
ホーチミン市のゴーバップ区にあるクイリングカード・ベトナム社(Quilling Card Vietnam Company)では、デザインチームが年初に毎年数百種類のクリスマスカードのアイデアやデザインを考え、顧客が選んで注文できるようにしていた。
しかし今年は例通りにはいかず、同社のディレクターであるグエン・ファム・ティ・ディエム・フオンさん(Nguyen Pham Thi Diem Huong)によると、有名な漫画のキャラクターをモチーフにしたクリスマスカードが米国市場でかなりの人気を博しているが、現時点で追加注文には対応できないと説明する。
過去10年間、毎年クリスマスには100万枚以上のグリーティングカードを輸出していたが、今年は新型コロナの流行により50万枚しか生産できなかったうえに、納期に間に合わせるために、高額な輸送費がかかってしまったという。
中部のダナンにあるラブポップベトナム社(Lovepop Vietnam)の工場では、約700人のスタッフが、最終的な生産を終えるために全力を尽くしている。
創業者であるハー・チン・クオック・バオさん(Ha Trinh Quoc Bao)によると、同社の3Dクリスマスカードの製造工程は8月初旬に開始した。
1日に約2万7,000枚のカードを作ることができ、そのうち95%はアメリカに、残りはヨーロッパに輸出されるという。また、急な注文には海路ではなく空路でも輸送を予定している。
ペーパーアートベトナム社(Paper Art Viet)のグエン・レ・ティ副社長(Nguyen Le Thi)は、新型コロナにもかかわらず、昨年の70%に相当するクリスマスの注文を受け、そのうちの半分はすでにアメリカとヨーロッパに向けて出荷され、残りは今月中に納品される予定だという。
同社は、アメリカ、ドイツ、イタリア、フランス、日本へのクリスマスカードの製造・輸出で8年の実績がある。
専門家はベトナムにはクリスマスカードの生産で市場を拡大する機会がたくさんあると話している。
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