双日、ベトナム北部の工業団地開発に協力
Tin 60s
双日株式会社はベトナム北部のDEEP C(ディープシー)工業団地のホンドゥックインダストリー(Hong Duc Industry JSC)とバンブーキャピタルグループ(Bamboo Capital Group)とともにベトナム北部での工業団地プロジェクトと屋根置き太陽光発電、およびそれに付随するインフラサービスの開発に協力する覚書に署名した。
投資総額2億5,000万ドル(約280億円)になる。
3社はそれぞれの強みを活かしたシナジー効果を発揮し、その他のクリーンエネルギーや蓄電に関する研究も行い、DEEP Cが運営する工業団地にクリーンで安定した電力を供給することを目指す。
さらに再生可能エネルギーの発電・消費を強化することで、ベトナム初の完全なエネルギー自立型の工業地帯を開発することを目標としている。
今回の協力関係は、経済的利益をもたらすだけでなく、CO2削減やカーボンニュートラルへの移行によりベトナムの持続的発展にも貢献する。
DEEP Cは、投資持株会社であるインフラ・アジア・インベストメント・ホンコン(Infra Asia Investment Hong Kong)が開発・運営する工業団地と港の産業クラスターである。
設立から24年の間にベトナムで最も有名な工業地帯開発業者の一つとしての地位を確立した。
今まで、40億ドル(約4,550億円)の総登録資本で様々な製造業や物流サービスの140以上の二次投資家を集めてきた。
現在、総面積3,400ヘクタールの5つの工業地帯プロジェクトを運営しており、同期化されたインフラネットワークと信頼性の高いユーティリティとサービスを備える。
バンブーキャピタルグループは、再生可能エネルギーの分野に力を入れている企業である。
子会社のBCGエナジーは、ベトナムにおける再生可能エネルギー開発の先駆者のひとつであり、現在、50万キロワット以上の太陽光発電設備を保有し、2023年には150万キロワットの発電容量を目指している。
双日は、1986年からベトナム市場に投資している日系企業のパイオニアで、バリア・ブンタウ省のフーミー3発電所プロジェクトでは外国人初の独立系発電事業者となった。
また、ベトナムにおいて工業団地のインフラ整備や植林、木材の生産・取引などの投資案件を多数保有している。
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