サスティナブルなコーヒー生産を目指す
Tin 60s
国際開発救援財団(FIDR)は、イオン株式会社とタイバック大学(Tay Bac University)、ソンラ省当局、複数のサプライチェーン企業と協力して持続可能なコーヒーの調達のための「サスティナブル・コーヒー・プロジェクト」に取り組む。
このプロジェクトでは地元のコーヒー生産者に、識字能力、交渉力、農業技術、販売、取引関連のスキルを向上させるためのトレーニングを行い、家庭の生活改善や生活安定、地域経済の発展に寄与していく予定。
課題としては、コーヒーの不安定な価格、ブランドの確立、収穫方法や輸送の効率化、過剰な人件費、気候変動による影響への対応などがあげられる。
イオン株式会社の三宅香執行役は、「おいしいコーヒーが飲めることは幸せなことです。そのコーヒーを飲むときには、栽培し、加工し、販売している人々に感謝しなければなりません」と述べ、イオングループは、消費者、特に日本の消費者がソンラのコーヒーとコーヒー生産者について知ることを期待していると付け加えました。
ソンラ省は、ベトナムで最も貧しい省の一つで、首都ハノイから北西に7時間程の距離に位置する。この地域では高地でしか育たず、香りが良くて味わい深いアラビカ種のカティモールコーヒーも栽培されている。
1994年から本格的に政府の補助金によってコーヒー栽培が始まって以来、コーヒー栽培農家の数、栽培面積ともに急激に増加している。現在、コーヒーの主要産地であるソンラ市、マイソン郡、トゥアンチャウ郡では、ほとんどの住民が自分のコーヒー農園を持っている。
公益財団法人国際開発救援財団(FIDR/ Foundation for International Development/Relief):
ベトナム、カンボジア、ネパールをはじめとする開発途上国の人々が貧困から脱して、地域が自立的に発展していくことができるよう支援する国際協力援助事業、日本を含むアジアの国々で自然災害に見舞われた人々への支援をする緊急援助事業、多くの方々との協力の輪を広げるための情報発信やコミュニケーションを図る広報啓発事業を行っているNGO団体。
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。