日本に行ってからの生活あれこれ
Study in Japan
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2018年05月26日
Text: Senda Mayu/ Photo: Le Nham Quy
住居はどんな種類があるの?
■留学生寮
大学に併設されているものや、自治体、民間企業が経営するものなどがあります。費用が安いのが魅力。在学校に問い合わせてみましょう。
■賃貸アパート・マンション
在学校からの紹介や、不動産屋の仲介によって探すことができます。家具付きのところもありますが、多くの物件では何もついていないので、自分で揃える必要があります。契約には日本人の「連帯保証人」が必要となり、見つけるのが困難な場合、在学校が引き受けてくれる場合もあります。
■ゲストハウス・シェアハウス
キッチン、トイレ、お風呂が共同の集合住宅。一般の賃貸アパートよりも安く、保証人や手数料が不要。最近は留学生向けの物件も増えてきており、様々な国籍の人が住んでいます。
■日本企業への社員寮
日本企業の厚意により、自社の社員寮へ留学生を受け入れているところがあります。安い賃料で生活ができ、同年代の日本人と交流することもできます。募集については、在学校に問い合わせてみましょう。
ビザ、保険
●「留学」のビザを申請します。本人がベトナムの日本大使館で申請を行う方法と、学校などの代理人があらかじめ日本で「在留資格認定証明書」の交付を受け、これをベトナムの日本大使館で提示する方法があり、後者のほうが短期間で処理できます。
●日本に3カ月以上滞在する外国人は、国民健康保険に加入する義務があります。加入後は保険証が支給され、病気やケガで病院に行ったときに提示すると、医療費の70%が負担されます。自分が外国人登録をしている地域の役所で、登録の手続きを行います。
ネット環境
ネットの接続スピードの速さが世界的にも有名な日本ですが、まだフリーWifiの環境が万全ではなく、住居はネット環境が整っているところと、そうでないところがあります。街中でも、都心部以外ではなかなかフリーWifiがあるところは見つけられないでしょう。Wifiルーターをレンタルしたり、インターネット会社と契約する必要があります。
携帯電話は、何社かある携帯電話会社の中から選んで契約をし、月額使用料を支払うシステムです。
アルバイト
留学生の在留資格は「留学」ですので、これ以外の活動を行う場合、つまりアルバイトを行う場合は、入国管理局に「資格外活動許可申請」を行う必要があります。アルバイトは週に28時間以内(長期休業中は1日8時間以内)と法律で定められていますので、これを超える活動は絶対にしてはいけません。また、風俗関連の業種でのアルバイトも禁止されています。
2016年1月からは、日本に住所がある外国人にも「マイナンバー」が支給され、労働時間や給料も厳密に管理されるようになります。(マイナンバー制度についての詳しい記事はこちら:
留学生のアルバイトで最も多いのは飲食業です。日本語や日本文化の勉強にもなりますし、生活費を補うことができますので、学業の優先を大切にしながら、ぜひ積極的にチャレンジしてみましょう!
わたしたち、長崎の居酒屋で働いています!
留学生のアルバイトを積極的に受け入れている、長崎県の居酒屋「あじあん」。優しい店長・嶋田さんといっしょに頑張っています!
Than Thi Binhさん (24才)
長崎ウエスレヤン大学現代社会学部外国語学科
「接客も料理の仕込みも担当しているので、とてもやりがいを感じます。お客さんから「おいしいよ!」と言われるのがとてもうれしい。日本語がまだ完璧ではないので、忙しいときは店長さんとのコミュニケーションがうまく取れないところが大変です。」
Tran Ngoc Thuyさん (25才)
長崎情報ビジネス専門学校日本語科
「あまり日本語はうまくないけど、お客さんとお話しする時が一番楽しい。お客さんの注文を正確に聞き取ることが大変です。店長がよくケーキをプレゼントしてくれるところが好きです!おかげでダイエットができません(笑)。」
Mayu Senda / kilala.vn