日本のデジタル農業でベトナムを農業大国に
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ベトナムエクスプレス(VnExpress)が主催する2021年ベトナム農業のデジタルトランスフォーメーションに関する国際フォーラムにおいて、広島大学のチャン・ダン・スアン(Tran Dang Xuan)准教授は、ベトナムは日本からデジタル農業を学び世界の農業大国に躍進できると語った。
「生産性と労働の質を向上するためにIoT通信ネットワークセンサー、AI、ロボットなどでデータの収集、管理、処理を分析するなど、農業のデジタルトランスフォーメーションを積極的に始めた日本の農業は、ベトナムでも多くのことを応用することできる」と話す。
具体的には「2019年にベトナムの米の輸出は29億USD(約3,180億円)に達しているが、日本の米の種子生産などのデジタルおよび有機農業を適用した場合、100億USD(約1兆円)に増加する可能性があります。したがって、ベトナムの農産物の生産性と品質を向上させるためにデジタル農業に投資することが今非常に必要です」という。
専門家によるとベトナムは日本から技術移転、支援、訓練を受けるための関係を確立すべきで、日本の農業を実践し学ぶために派遣を拡大する必要があります。しかし毎年4〜5万人の若者が日本に来て実習をしているが農業を学ぶ人はそれほど多くないという。
将来を見据えてベトナムはデジタル農業を取り入れ、気候変動の影響への対応力を培い、オンライン取引をするなど新たな取り組みをすべき時がきている。
しかし、農業産業の担い手は9,800万人の約70%が35歳未満であり、インターネットを使用してデジタル農業に参入するのに適しているにもかかわらず、ほとんどの農家は娯楽やコミュニケーションのみにインターネットを使用しているのが現状だ。
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