VNPT、Group-IBとの協力関係でサイバー攻撃防止効果を高める
Business
ベトナム郵便通信グループ(VNPT)傘下のVNPT-IT(VNPT Information Technology Company)は、サイバー攻撃を検知・防止するソリューションを提供するシンガポールの大手企業Group-IBと戦略的協力協定を締結した。
この協力協定はベトナム国内のインターネット環境の整備、VNPTの情報セキュリティ専門家の育成、VNPTへの情報セキュリティに関する情報データベースの提供を目的としている。また、VNPTの顧客に提供するインテリジェンス・データベース・サービスの構築にも協力する。
具体的にはVNPT-ITの情報セキュリティセンターは、Group-IBのサイバーインテリジェンスシステムの提供を受け、最大の脅威のデータベースにアクセスできるようになる。これにより、世界的にリスクの高まるサイバーセキュリティーネットワーク攻撃の防止効果向上が期待される。
今後は、VNPT-ITが提供するマネージドセキュリティサービス(MSS)のサービス範囲を拡大し、マネージドディテクション&レスポンス(MDR)プロバイダーへと発展させる予定だ。
VNPT-ITのグエン・ミン・ルアン副CEOは、「VNPT-ITのビジョンは、ベトナムのデジタル空間、デジタル国家、デジタル経済、デジタルビジネスのために、内側からの攻撃に抵抗できる完全な免疫システムを構築することです」と述べている。
マネージドセキュリティサービス(MSS/Managed Security Service):
セキュリティ監視センターから24時間365日体制で顧客のセキュリティシステムを運用・監視するサービス
マネージドディテクション&レスポンス(MDR/Managed Detection and Response)サービス:
組織のネットワーク内部でマルウェアに感染した端末の検知・特定・対処を行うセキュリティ監視・運用サービス
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。