メタがベトナムに気候科学センターを設立
Business
メタ(Meta)は、ベトナムをはじめとするアジア太平洋地域の30以上の国に気候科学センター(CSCs/Climate Science Centers)を設立すると発表した。この活動は、第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)に合わせてに行われた。
気候科学センターの設立は、人と人をつなぎ、ソーシャルメディアのユーザーに気候変動への対処法のガイドラインを提供するという取り組みを表すものだという。
同社のベトナム担当者によると、気候変動の問題を解決するために、科学的認識に基づいた方法論を優先している。
今年の初めには、気候変動コミュニケーションに関するエールプログラム(Yale Program on Climate Change Communications)と提携し、30の国と地域のフェイスブック(Facebook)ユーザーを対象に、この問題に対する意見を調査した。
ベトナムにおいては、10人中8人が気候変動に関する情報をもっと知りたいと考え、気候変動は政府の優先順位が高い、または非常に高いものであるべきだと考えており、この問題に取り組むために政府がより多くのことを行うことに期待しているという。
また10人中9人近くが、気候変動について「やや心配」または「非常に心配」と答え、気候変動に関するパリ協定へのベトナムの参加を支持している。
再生可能エネルギーについては非常に強く支持していることも分かった。回答者の67%が、気候変動を緩和するための行動が経済成長を改善し、より多くの雇用を創出すると考えてることが分かった。
同社の強大な利用者を持つソーシャルネットワークは、人々の声を増幅し、社会に有意義な情報を広めることができ、さらにエコロジカル・フットプリント(ecological footprint)を削減し、コミュニティにおける気候科学の進歩を加速させるとともに、気候に関する誤った情報を削減することを約束すると発表している。
2020年以降、同社のグローバルオペレーションは、炭素排出量ゼロを達成し、再生可能エネルギーを100%使用している。また、2030年までに、バリューチェーン全体で炭素排出量ゼロを達成し、消費した水よりも多くの水を環境に還元できる企業になることを目指している。
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。