勢いを増すクラウドサービス事業
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ベトナムには現在39社のクラウドサービス事業者があるが、市場シェアは20%未満となっている。2020年の市場総額は1億9600万ドル(約220億円)以上に達し、2026年には6億334万ドル(約860億円)に達すると予測されており、年間成長率は18.8%となっている。
クラウドコンピューティングは、2025年にはGDPの1%を占めるようになると予想されている。
政府は、デジタル経済とデジタル社会を発展させるために、デジタル変革を大幅に推進し、2025年までにGDPの20%、2030年までに30%を占めるという目標を設定している。
さらにベトナムが国内のクラウドコンピューティング市場の70%達成に努めるように指示した。
ファム・ドゥック・ロン副大臣(Pham Duc Long)は、「デジタルエコノミーの開発や、ビッグデータ、IoT(モノのインターネット)、人工知能(AI)のアプリケーション促進にはデータが最も重要です。データストレージプラットフォームを所有している人は誰でも、間違いなく国のデジタル変革に優位となるだろう」と述べている。
情報通信省は、この分野促進のためにデータセンター開発投資の優先やデータ開発、データの保存方法、取引方法などについて法整備の提案を行っている。
ベトナム郵電公社(VNPT)、ベトテルグループ(ViettelGroup)、ICT企業のCMC Corporationは、クラウドコンピューティングの開発促進は政府との協力関係が欠かすことができない。また、企業間での協力でコストは安くなるという。
さらにこの市場の国際的競争力を高めるためには、専門知識を深め、国内企業の独自の利点を活かすとともに、人材育成が必須となってくるという見解を示している。
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