ベトナム人女性が日々行っている肌のお手入れについて
日本人女性の美しく、きめ細かい肌の秘訣は、実は“クレンジング”と“保湿”の2つだけなのです (Photo: spw/PIXTA)
“毎日、肌のお手入れをする”という考えに、まだなじみがないベトナム人女性も少なくありません。肌のお手入れは、朝起きた後か、夜、体を洗う時に洗顔するという程度にすぎません。洗顔フォームを使う人もいますが、水で顔を洗っている方がほとんどです。このような習慣は、祖父母や両親の時代から続いています。また、多くの人々は“どこから初めてよいのか分からない”、“肌をキレイにするためには、様々な種類の化粧品を使わなくてはならないので、お金がかかる”と考えてしまっているところがあります。
しかし、美しく、きめ細かい肌の秘訣は、実際は“クレンジング”と“保湿”の2つだけなのです。
日本人女性のように正しい方法で、自分の肌を丹念にお手入れするにあたり、まず“肌の美しさは生まれつき”という考えを改めましょう。これから、Kilalaが肌のお手入れについてご紹介いたします。
日本人女性が行っている肌のお手入れ基本ステップ
基本的に、日本人女性は、クレンジング→潤す→保湿という順番で肌のお手入れをしています。このなかで、2回顔を洗うことが最も重要となってきます。これを“ダブルクレンジング”と呼び、まずオイルで顔を洗い、その後、洗顔フォームで顔を洗います。
肌のお手入れ基本ステップ (Photo: KY-office/PIXTA)
ステップ1:クレンジング
A.クレンジングオイル
他のクレンジングタイプ(クリームなど)と比べると、オイルタイプのほうが肌に優しくて安全だとよく言われています。目と口→Tゾーン→その他の部分の順番でオイルをなじませた後、水で洗い流します。マスカラの色が顔に沈着しないよう、マスカラは最初に拭きとりましょう。細菌が顔に付かないように、クレンジング前にはしっかりと手を洗いましょう。また、クレンジングと、マッサージは組み合わせて行わないようにしましょう。もし、マッサージをしたい場合は、ステップ1が終わった後、顔マッサージ専用の製品を使って、行ってください。
B.洗顔
オイルで化粧を落とした後は、洗顔フォームで顔を洗います。クレンジングオイルとは異なり、洗顔フォームは、汗や汚れ、肌に残ったオイルを取り除いてくれます。日本では、洗顔フォームや、洗顔石鹸、フェイスソープが、愛用されています。正しい洗顔方法は、洗顔フォームを手のひらか、泡立てネットにのせ、水を足します。そして泡立て、この泡を使って顔を洗います。決して、洗顔フォームを顔に直接つけないようにしましょう。
ステップ2:化粧水で潤す
日本では、ローションを化粧水と呼んでいます。化粧水は、ステップ1で洗い流された必要な油分と水分を肌に取り戻します。潤いのある肌ができると、次のステップの化粧品の栄養がぐんぐんと吸収されやすくなります。化粧水は手のひらに何滴かとった後、顔に叩き込むか、ローションマスクとして利用しましょう。(Kilala14号参照)
ステップ3:乳液での保湿
乳液の主な効果は、“潤いを逃がさない”、“潤いを補給する”ことです。つまり、乳液は、化粧水(もしくは美容液)によって補給された水分や油分を失わずに、さらに肌に潤いを補う効果があります。
美容液
老化を防ぐ、シワを減らす、ニキビを治す、潤いを浸透させるなど、肌のトラブルケアに必要なのが、美容液です。ステップ2の次につけるのが一般的ですが、ステップ3の後につけることをおすすめする商品もあります。
スキンクリーム
製品ごとに効果も異なりますが、大部分は、潤いや、肌に必要な成分を補う働きがあります。スキンクリームは、他の製品よりも厚くなっているので、最後に塗りましょう。また、ベタつかないように、毎日適量を使い、コットンパフで軽く拭き取りましょう。
LE MAI/ kilala.vn