平和を祈る街、長崎
1945年8月9日午前11時2分、長崎市に1発の原子爆弾が投下され、7万4千人もの尊い命が奪われました。70年が経った今でも、唯一の被爆国として、長崎は広島とともに、世界に向け核兵器廃絶と世界平和を訴え続けています。
象徴ともいえるのが、平和公園にある平和祈念像。天に伸ばした右手は「原爆の脅威」を、水平に広げた左手は「平和」を、閉じたまぶたは「犠牲者への冥福」を表しています。また、公園の近くの長崎原爆資料館や追悼平和記念館では、被爆者の手記や原爆被災資料、映像や写真などが展示されています。
平和祈念像 (左) と長崎原爆資料館(右)
核兵器については、5年に1度、日本やベトナムなど核不拡散条約(NPT)の加盟国が集い、NPT再検討会議が行われています。2015年はNew Yorkで開催され、New Yorkの街では被爆者を含む多くの長崎県民が核兵器廃絶を訴え平和行進などを行いました。
ベトナムと長崎の平和交流
クスノキの植樹
2015年8月29日には、長崎県知事の中村氏らがベトナム・ダナンを訪れ、日越両国の平和を願う象徴としてこのクスノキの苗木を植えました。
(左)山王神社のクスノキ
(右)2015年8月29日に長崎県知事の中村氏らがクスノキの苗木を植えた光景