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カラオケ騒音被害に悩まされる日々

Xã hội    • 2018年01月01日

ⓒ Vn Express

携帯電話と移動式スピーカーでカラオケを楽しむ人々 ⓒ Vn Express

サイゴンでは、商業施設や家庭でのカラオケの爆音が根強い問題となっており、多くの人が平和と静寂を知らないまま日々過ごしている。

ロックダウンで唯一良かったのは「静けさ」

ホーチミン市ビンタン区に住むチャン・ティ・ランさん(Tran Thi Lan)は、夜10時だというのに、耳をつんざくような大音量の隣人のカラオケに「気が狂ってる。音量を下げるよう頼んでも短時間だけ下げてまた上げる」と憤る。
新型コロナの社会的距離規制が厳しかったころは、近所の人々が静かになったことを喜んでいた。
しかし、その静けさは長くは続かずロックダウンが解除されると、隣人たちは深夜まで酒を飲み大音量の音楽を鳴らすという『迷惑な』習慣を再開した。
彼女は「彼らは頑固でわがまま、特に年末年始は寝るときは耳栓をしなければならず、目が覚めるととても疲れていると感じることもある」と付け加えた。

12区のグエン・タイン・トゥンさん(Nguyen Thanh Tung)は、「夜10時以降は音量を下げるように言ったが無視された。私は怒って3回ほど彼らと争いました」と話す。
移動式カラオケ店の隣に住む彼の家族にとって、今回のロックダウンで唯一良かったのは、屋外や路上での営業が停止したため『静けさ』という贅沢を享受し、まともに眠れるようになったことだという。
しかし、テト(旧正月)を控えた今、彼らはパーティーをしたり、歌を歌ったりする理由が増え、近所の人たちはまた拷問を受けることになるのですと語ってくれた。

このような悩みを抱えているサイゴン市民の多くが、この騒音公害から少しでも解放されることを望んでいる。
騒音の嵐に耐えられず、住む場所を移すサイゴン人も少なくない。

昨年3月、同市行政はカラオケサービスによる「騒音公害」を2021年に終わらせる計画だと発表したが新型コロナの影響で遅れている。

2017年の国立労働環境衛生研究所の調査によると、国内の人口9600万人のうち1000万~1500万人が定期的に過度の騒音にさらされているという。
2大都市であるハノイとホーチミン市の多くのスポットでは、資源環境省が定めた安全基準値70デシベルを大幅に上回る騒音が発生していた。

騒音による事件と解決策

昨年1月にはビンチャン区で大声でカラオケを歌い迷惑をかけていた男性3人がナイフを持った若者たちに襲われた。
11月にはハノイでカラオケを大音量で歌い、苦情を無視した隣人にガソリン爆弾を投げつけた男が逮捕された。
2019年10月には中部のフエで、音量を下げない隣人を刺した男がいた。

このような事件が起きているが天然資源環境局の副局長によると、騒音を起こして公共の場を乱した場合の罰金は、違反者を抑止するにはあまりにも微々たるもので、特定の時間帯の違反に対してしか課せられないという。

国の環境基準では、アパート、住宅、オフィス、ホテルなどの通常のエリアにおける騒音の上限は、午前6時から午後9時までは70デシベル、午後9時から翌日午前6時までは55デシベルとされている。
しかし当局が現場を押さえ、違反者を捕まえて罰するのは非常に難しい。

政府の活動や政策を国民に代わって監視する祖国戦線委員会の会は、かつてこの問題が続くのは地方当局が厳しく毅然とした行動をとらないからだと述べている。

文化スポーツ局の局長は当時、この問題に取り組むために2つの検査チームを立ち上げたが、騒音公害への対処は最終的には警察の責任であり彼らの失敗であった。
多くの人が迷惑なカラオケやパーティーについて地元当局に苦情を言っても、ほとんど口頭で警告するだけなので問題は解決しないのですと指摘している。

企業は罰金を科せられるが、人々はうるさい隣人に我慢しなければならないのが現状である。

〈Vn Express〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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