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コロナ禍で触れる人々の優しさ

Tin 60s    • 2018年01月01日

ⓒ Thanh Nien

ⓒ Thanh Nien

レー・ディン・ヴァンさん(40歳)は、18時以降は外出禁止を承知の上で、ファンヴァンドン通りからタンフー区の酸素センターから酸素タンクを運んでいた。なぜなら、その日の午後に肝腫瘍を患った息子の様態が悪くなり息苦しさを訴えたが、家の酸素ボンベが空になってしまったからだ。ヴァンさんの息子は昨年4月30日に第2小児病院で手術を受けたが、今年3月に再発し病院で治療できず自宅療養をしている。
取り締まりをしている交通警察に止められたヴァンさんは、息子の医療記録と酸素ボンベの隣に横たわる息子の写真を見せ状況を説明した。これを見た警察官はヴァンさんに励ましの言葉をかけ、彼が過ぎ去るのを見送った。

新型コロナウィルス感染が拡大する中でヴァンさんと奥さんの仕事は不安定となり、ほとんどの時間を子供の世話に費やしている。また、酸素ボンベ(40万VND/約1990円)の費用が生活を圧迫していた。しかし、ヴァンさんのこのような状況が記事になった後、寄付金約5億VND(約240万円)が集まり、多くの応援メッセージもも届いた。さらに人工呼吸器提供の申し出もあった。

ヴァンさんは「以前、新聞で困難な状況下の人々の記事を目にすると20~30万VNDを寄付することがよくありましたが、まさか自分にこのような支援が集まるとは思いもしませんでした。本当にありがとうございます。これ以上は受け取れませんので他の人に譲らせていただきます」と語った。

ⓒ fanpage Sai gon tanh ky

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〈Thanh Nien〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。


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